冷たく滑りやすい浴室の床は危険
浴室の床は冷たくても滑りやすくても「古いお風呂はこんなもの」「リフォームするとお金がかかるから」と我慢している方もいるでしょう。
浴室を全てリフォームすると高額になる場合がありますが、床材だけを張替える場合には少額で工事が可能なことが多いです。
我慢しながらリラックスできない入浴をしている方は一度、床材の交換を検討してみましょう。
冷たく滑りやすい床は「ヒートショック」や「転倒」のリスクがあるため、特に子どもや高齢者がいる家庭では早急に解決したい悩みです。
乾きやすく、滑りにくい床材や保温性に優れたもの、クッション性にある床材などに張り替えるだけで安心できる浴室へ生まれ変わります。
お風呂の床をリフォームするメリット

床の冷たさを軽減
冷たい床に悩んでいる方におすすめなのが保温性の高い床材です。
特に冬場の冷たい床を温かくしたいと思う方は多いと思います。
浴室の床を温かい素材に変えるだけで「冷たい」をずいぶん軽減できます。
滑りにくくなる
子どもや高齢者のいる家庭で心配なのが滑りやすい床です。
石鹸を使う浴室は滑りやすくなり危険が多いため、簡易マットを敷くなどの対策が必要です。
滑りにくい素材の床にリフォームすれば転倒リスクが軽減し、さらにクッション性のある素材を選ぶことで万が一の時にも安心できます。
掃除が楽になる
浴室の床をリフォームすることで改善されるのは冷たさや転倒リスクだけではありません。
床材にお手入れのしやすいものを選ぶことで掃除が楽になるメリットもあります。
乾きやすいものなどカビや汚れの対策におすすめです。
お風呂の床材を選ぶ際のポイント

浴室の床材を選ぶポイントは以下の3つから自分の希望1番近いものを選択しましょう。
床だけを考えて選ぶのではく、家族構成や脱衣場の寒暖差などトータルしてみることで必要な床材を決めることができるでしょう。
①「保温性の高い床材」▶冬場の冷え込みが強い浴室には足先の冷えすぎを軽減させる床材
②「水はけよく、カビや汚れに強い手入れしやすい床材」▶湿度が高くカビが発生しやすい浴室の掃除負担を軽減させる床材
③「滑りにくく、クッション性の高い床材」▶転倒リスクの軽減、家族の安全を考えた床材
お風呂の床材別の費用と種類
床材だけをリフォームすると言っても、床材の種類や方法によって費用に差があります。
種類別の費用やメリットデメリットを紹介します。
種類 | 費用相場 | メリット | デメリット |
タイル | 10万円前後 | ・デザインのバリエーションが豊富 ・防水性、耐久性に優れている ・滑り止めや保湿加工されたタイルが登場 | ・目地に水分が残りやすい ・乾きにくい ・滑りやすい |
木製 | 15万円前後 | ・日本ならではの和の雰囲気を演出 ・木の香りでリラックスできる ・材質により滑りにくい | ・防水、カビ防止の措置が必要 ・費用が高め |
FRP (ガラス繊維を樹脂でコーティングしたもの) | 10万円前後 | ・保温性が高い ・強度に優れている ・船や水槽の材料に使用されるほど防水性に優れている ・クッション性が高い | ・汚れが溜まりやすい ・メンテナンスに少し手間がかかる |
樹脂 | 5万円前後 | ・手頃な価格 ・耐水性、保湿性が高い ・掃除がしやすい | ・汚れが残りやすい ・継続的なメンテナンスは欠かせない |
天然石 | 20~40万円 | ・上品で高級感がある ・個性的な演出が可能 ・耐久性に優れている | ・費用が高額 ・傷がつきやすいため扱いには注意が必要 |
床シート | 5~15万円 | ・デザインのバリエーションが豊富 ・手頃な価格 ・保温性の高いものやクッション性のあるものなど目的あった床材を選べる | ・価格に差があり、つける機能によって変動するため幅広い価格設定となっている |
お風呂の床をリフォームする時の4つの注意点

タイルを剥がす場合は施工期間が長くなるので費用が高くなる
在来浴室のコンクリートやタイルの床でもリフォームすることができ、床材変更だけで耐久性と機能性が高くなり、浴室の雰囲気もガラリと変わります。
施工期間は床だけの工事なため1~2日程度と短く、リフォームの手間も少ないです。
しかし、在来浴室の床タイルを剥がす場合には注意が必要です。
タイルを剥がして新しいものに張り替えると費用が高くなりやすく、作業工程の多さから施工期間が長くる傾向にあります。
タイルを剥がさずに上から新しいものを貼る方法もあり、費用削減が可能ですが業者と相談して浴室の現状を考慮することが必要になります。
上に張る方法のデメリットは重ねた分だけ高さができてしまい、水が脱衣場に流れ出てしまう可能性が出てきます。
段差が低い浴室では高さを考慮し、難しい場合には無理せず張替えましょう。
ユニットバスの床リフォームはシートを貼る
床の張り替えが可能なのは在来浴室のみです。
壁や床、天井がセットになったユニットバスの床リフォームは床シートの貼り付けで行ないます。
床シートは手ごろな価格とバリエーション豊富なことが魅力です。
保温性やクッション性など機能により価格差がありますので自分の希望にあったものを選びましょう。
段差の低い浴室ではシートの厚みを調整しなければならないため注意が必要です。
床材を選ぶ時は滑りにくさ・掃除しやすさ等の機能を第一に考える
床材を選ぶときには自宅の浴室や環境、家族構成などをトータルして考えましょう。
保温性のあるもの、クッション性のあるもの、滑りにくいもの、メンテナンスしやすいものなど機能面を重視して考えると仕上がりに不満が出にくいです。
一方、デザイン性を重視してしまうと、リフォーム後のメリットが少なく失敗する可能性があります。
現状の悩みを整理して、自分の希望に合うための優先順位をしっかり決めてリフォームを行ないましょう。
賃貸の場合は管理会社 / 大家さんに必ず許可をとる
賃貸住宅をリフォームする場合、規定によってリフォームの制限があることが多く、管理者の許可が必要になります。
万が一、無許可でリフォームすると契約違反で退居や原状回復などのトラブルにつながることもあります。
管理者によってはリフォーム内容だけではなく施工業者を指定されることもあるため、必ず管理者から許可を取り、詳細な指示がある場合には従いましょう。
賢く風呂の床をリフォームするコツ
補助金を活用する
リフォームの際に条件を満たしていれば補助金がでる場合があります。
家庭内に要介護者や要支援者の家族がいた場合、介護目的としてリフォームするなら「介護保険」が使えます。
また、他のリフォームを同時に行なう場合には国のリフォーム補助金の対象になる可能性があります。
他にも各自治体で補助金を出している場合がありますので、事前に調べてからのリフォームをおすすめします。
複数の業者に見積もりを取る
リフォームを検討する際の「業者を探す、打ち合わせ、見積りをもらう、工事依頼する」作業には大変な労力を使います。
できれば最小限で決めてしまいたいという気持ちがあるでしょう。
しかし、複数の業者から見積りを取り比較することでリフォーム費用を抑えることができます。
リフォームには正解がないため、同じリフォーム内容であっても業者によって費用に大小の差が生じるのです。
また様々な提案を受けることでより自分の希望に近いリフォームが選択できるようになります。
リフォームをするなら必ず、一括見積サイトなどを利用して複数業者から見積りを取るようにしましょう。
まとめ

古い浴室の「滑る」「冷たい」という悩みは高額な費用をかけずに解決することが可能です。
ユニットバスの場合にも床シートを張ることで、使い勝手のよいお風呂場に生まれ変わることができます。
滑りにくい、メンテナンスしやすい、柔らかいなどの機能付きの床材で快適なお風呂タイムを手にいれましょう。
より費用を抑えたいと床シートをDIYすることも可能ですが、プロのような仕上がりになるのは難しいため、自信がない場合は業者に依頼することをおすすめしています。
同じ施工内容でも業者によって価格に差が生じることが多いため、複数会社に一括見積を行ないましょう。
費用を抑えることや自分の希望により近い提案を選ぶことに繋がります。
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