介護保険を活用した浴室リフォームの事例(価格・箇所別)を紹介

介護保険を活用したバリアフリーリフォーム事例を写真付きで紹介 浴室リフォームの補助金と保険
介護保険を活用したバリアフリーリフォーム事例を費用別&工事箇所別に紹介

介護保険を利用した全面リフォーム事例

目安工事費用 約80~150万円

《事例1》

カナエルiリフォームより引用

   問題点          リフォーム概要と修繕後
・浴室出入口の段差
・床が滑りやすい
横浜市H邸 浴室改修工事
施工費/ 約170万円
工期期間/ 約1週間
・四方に水平手すりを設置
・窓を複層ガラスに変更し断熱効果をアップ

《事例2》

リフォーム工房グッドスマイルハウスより引用

    問題点              リフォーム概要と修繕後
・出入口の段差
・滑りやすいタイル
・深い浴槽
・寒い浴室
世田谷区 築40年 浴室改修工事
施工費/ 103万円
(うち介護保険給付額18万円+高齢者住宅改修助成金43万円)
工期期間/ 6日間
・出入口の段差解消
・引き戸へ変更
・4か所に手すりを設置
・滑りにくい床材
・浴室暖房の設置

介護保険を利用した手すりの設置

工事費用2万円

住宅改修のなかよし より引用

浴槽の出入口にL型手すりを設置。縦でも横でも使えるL型手すりは利用者が使いやすい方を選べます。

工事費用1.5万円

住宅改修のなかよし より引用

浴槽の出入口に手すりを設置することで安全に出入りすることができます。

介護保険を利用した段差の解消

目安工事費用約7万円

住宅改修のなかよし より引用

凹凸にすのこを並べて入浴されていた洗い場を全面コンクリート舗装して段差が解消しました。

介護保険を利用したドアの交換

目安工事費用約7~8万円

住宅改修のなかよし より引用

内開き戸を引き戸へ変更。洗い場のスペースを確保することができます。

目安工事費用約7~10万円

Panasonicより引用

浴室の出入りで開き戸に体を引っ張られつまずきがちでした。折れ戸に変更することで安全に出入りすることができます。

介護保険を利用した床材の交換

目安工事費用約10~20万円

Panasonicより引用

滑りやすいタイル床から、滑りにくい素材のタイルへ変更しました。

転倒を防止することができます。

浴槽の交換

目安工事費用約40~60万円

Panasonicより引用

またぐのが大変な高さのある浴槽を交換しました。

足を大きくあげる必要がなく浴槽への出入りが楽になります。

バリアフリー化リフォームするなら介護保険や補助金を活用しよう

全面リフォームではなく一部だけをバリアフリー化する場合には介護保険や補助金制度の利用で費用を抑えることができます。

介護保険の対象と支給額

要介護者の自宅などをバリアフリー化する際に介護保険の住宅改修費を受け取れます。

受給できる対象条件としては「要支援」か「要介護」の判定が必要です。

また支給額は、支給限度基準額20万円の9割にあたる「18万円」(自己負担割合が1割の人)が上限となります。

※自己負担割合が2割には16万円、3割は14万円まで補助金の受け取りが可能です。

介護保険で給付対象となるリフォームとは

介護保険の住宅改修費の対象となるリフォームの種類は厚生労働省により以下の6つに定められています。

対象となる改修内容

①手すりの取り付け

②段差の解消

③滑りの防止及び移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更

④引き戸等への扉の取り替え

⑤洋式便器等への取り替え

⑥その他1~5に付帯して必要となる住宅改修

厚生労働省「介護保険における住宅改修」PDF 

工事自体は直接バリアフリー化に関係がなくても必要な工事を行なうための事前工事や予備工事に該当すれば介護保険の対象となります。

例えば以下のことが対象となります。

工事例

①床を滑りにくい床材に取り替え

②床のかさ上げ

③またぎやすい高さの浴室に取り替え

④開き戸から3枚引き戸や折り戸に取り替え

⑤内開き戸を外開き戸へ取付直し

⑤排水溝の設置

⑥床上げに伴う浴槽水栓等の位置の変更

自治体の補助金交付制度がある場合

自治体により住宅のバリアフリー化を対象にした補助金交付制度を利用できることがあります。

リフォームを考えたら、まずは自治体のホームページで補助金交付制度の有無や対象を確認しましょう。

わからない場合には役所の窓口で相談するスムーズです。

まとめ

より快適に入浴するなら浴室の全面リフォームがおすすめです。

ユニットバスへリフォームするため工事費用も高くなりますが、バリアフリー設備が整い安全で快適な浴室になります。

予算が多くない、介護保険内で納めた工事を検討している方は業者に伝えて工事内容を相談しましょう。

介護保険には上限があるため、限られた枠の中で効率的な施工を行なうことが重要になります。

また施工を依頼する業者によっても金額が変わる場合があります。

自身の希望をくみ取ってくれ、信頼できる業者を探すことも大切です。

1社ずつ探すことは時間も労力も必要とするため複数業者に一括で見積りを取ることをおすすめしています。

一括見積は工事をしなくても無料でできるため、見積りで金額を把握し、リフォーム内容を検討する目安に使うこともできますよ。

今の浴室で不便しているところを介護保険の活用でお得にリフォームしましょう。

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