50代60代の浴室リフォームで後悔しないための7つのポイントとメリット

50代60代の浴室リフォームで後悔しないための7つのポイントとメリット シニア向け浴室バリアフリーリフォーム

50~60代でお風呂リフォームするメリット

年齢的に最適             

子育てを終えて、老後を見据えるタイミングの50代60代は風呂リフォームを検討するのに最適な年齢といえます。

慌ただしく過ぎた子育てから、家でゆっくり自分時間を楽しむ年代になりました。

使いやすくキレイなお風呂にすることで毎日のリラックスタイムを格上げすることができます。

またバリアフリーなどにしておくことで老後も安心して入浴することができるでしょう。

人生100年時代、将来を考えても50代60代がお風呂リフォームの適齢期と言えます。

バリアフリー対策

バリアフリーは高齢者向けと思う方が多いですが、小さな子どもにとっても大変メリットがあります。

古いお風呂の場合、お孫さんが遊びにきて浴室の段差につまずいたり、出っ張りにぶつかったり、床で滑り転倒するなどの怪我のリスクがあります。

「バリアフリーはまだ早い」と感じている方はバリアフリーのメリットを理解しましょう。

早めに浴室や脱衣所をバリアフリー化しておいても損はありません。

いざという時にお風呂リフォームを行なうのは大変な労力を使うため、先に備えた設備や仕様を検討しましょう。

寒さ、暑さ対策

築20~30年を経過した家は経年劣化をしているため、リフォームする必要があります。

古い家だと断熱対策行なわれていない建物もあります。

浴室や脱衣所が冷え込む冬には温度差で起きるヒートショックのリスクも高まります。

年齢を重ねると暑さや寒さの身体への負担が大きくなるため、リフォームで快適なお風呂にすることはとても重要になります。

床暖房や自動換気システムを取り入れて、安心して入浴できる環境を整えましょう。

身体が動くうちに老後の住処づくり

お風呂リフォームは業者の選定から始まり見積りや計画、打ち合わせ、工事期間中の入浴施設通いなど多くの時間と労力を要します。

年齢を重ねると億劫になってしまうため、少しでも若いうちにリフォームしておこうと検討を始めるのが50代60代です。

将来を見越したバリアフリーも考慮しておくと、安心して老後を迎えることができます。

「50~60代」にお風呂リフォームを後悔させない7つのポイント

デザイン重視から使いやすさを選ぶ

欧米風の床置き浴槽や、お洒落なタイル張りのお風呂などデザインにこだわった浴室も、年齢とともに使いやすさを重視していく必要がでてきます。

またぎやすい高さの浴槽や滑りにくい床、掃除が簡単な素材などを上手く組み合わせることで、とても使いやすい浴室をつくることが可能です。

50代から浴室リフォームを検討するなら身体が動きにくくなる老後も視野にいれて、デザインよりも使い勝手を選ぶようにしましょう。

低めの浴槽を選ぶ           

年齢を重ねると足腰が弱って、ちょっとした段差につまずくことも増えてきます。

さらに一般的な浴槽はまたぎにくくなり使いづらいと感じることが多くなります。

具体的には高さ40㎝程度の低めの浴槽や、浴槽の一部が低くなっているものを選ぶと、浴槽への出入りが楽になります。

さらに浴槽のふちに幅のあるものは、腰かけて入浴できるため使い勝手が良いです。

浴室と脱衣所の段差をなくして滑りにくい床材を使う

家庭内事故で多いのが浴室内での転倒です。

古い浴室の床は滑りやすい素材が使われていることが多く、高齢者にとって大事故につながる可能性もあります。

またお孫さんが遊びにくる機会が増える年代になるため、同じく転倒で小さな子供が怪我をするリスクがあります。

浴室と脱衣所の段差をなくしたり、滑りにくい床材に変えることが安心して入浴できるポイントです。

浴室や脱衣所を広くする

老後を見越したお風呂リフォームを検討する場合、可能なら浴室や脱衣所スペースは広く取りましょう。

介護が必要になった場合、浴室や脱衣場が狭いと介助しにくくなります。

車イスが入るスペースがあれば十分でしょう。

手すりを付ける

まだまだ元気な50代60代には手すりに違和感を覚え「まだ早い」と思うこともあるでしょう。

しかし老後を考えたお風呂リフォームでは浴室に手すりを付けることをおすすめします。

今は付けなくとも、手すりを付けるスペースを準備しておくだけでも違います。

必要になってから設置したり、スペースを確保するのは大変なことですので、早めに検討しておきましょう。

滑りやすいお風呂場では浴槽の横、鏡の横、出入口など複数個所に設置すると安心できます。

浴室暖房や脱衣所に暖房を設置し暖かさをキープ

年齢を重ねると注意しておきたいのが、急激な温度差によって引き起こされるヒートショックです。

浴室内や脱衣所との温度差をなくすため、暖房を設置することをおすすめします。

古いお風呂はすきま風や断熱性の低さから冷え込む場合が多いので、暖房を使用し温かさをキープすることでヒートショックのリスクが軽減します。

お風呂リフォームでは断熱性に優れたユニットバスを選ぶことをおすすめします。

引き戸や折れ戸を選ぶ

老後を考えたお風呂リフォームでは万が一の転倒を想定して引き戸や折れ戸を選びましょう。

浴室のドアが開き戸の場合、倒れた身体がドアに当たり救助が遅れる可能性があります。

あわせて浴室の間口を広くとることや、割れにくい樹脂ガラスのドアを選ぶと安心して入浴できます。

50~60代のお風呂リフォーム業者の選び方

要望に合わせた提案ができるか

自分たちの要望を丁寧に聞き、満足できる提案をしてくれる業者なのかがお風呂リフォーム成功のコツです。

機能性やデザイン・価格など優先したいことを伝えて、自分たちに最適なプランを用意できるかをチェックしましょう。

分かりにくいことや気になることを質問してみて、素人にも理解できるよう説明してくれると安心できます。

またプランのメリットだけではなくデメリットをきちんと説明したり、要望を叶えるのが難しい場合には代替え案を提示してくれるなど親身になって考えてくれると信頼できます。

担当者との相性

業者選びと同じくらい重要なのが担当者との相性です。

考えが合わなかったり、要望したものとは異なる提案や満足できない代替え案で、お風呂リフォームが失敗に終わる可能性もあります。

相性が悪いと打ち合わせのたびにストレスを感じて、お風呂リフォームも億劫になりかねません。

早く終わらせてしまいたいと適当に進めると失敗が目に見えていますので、担当者を交換してもらうなど対応しましょう。

ただし、小規模なリフォーム会社などでは担当者となる職員が少ない場合もあり、担当を交代することができないことがあるので確認しておきましょう。

保証・アフターサービスは充実しているか

業者を選ぶのに保証やアフターサービスが充実しているかどうかは重要なポイントです。

工事中に家が破損する事故があったり、工事完了後に欠陥や不備が見つかる場合があります。

万が一の時にきちんと対応してくれる業者なのか契約前にしっかりと確認しておきましょう。

中には不当な工事費用を請求する業者もいるため、事前の確認は大変重要です。

保証や補償について書面でしっかりと提示してもらうことが大切です。

より安心するためには「リフォーム瑕疵保険」に加入している業者を選びましょう。

工事内容に欠陥が見つかった場合には施工業者が責任もって補修を行ない、施工業者が倒産した場合には保険法人から保険金として補修費用を受け取ることができます。

対象となる工事や保証期間などの項目に条件があるため保険内容についても事前に確認しておきましょう。

必ず複数社から提案をもらい比較する

お風呂リフォームの業者を決めるときに1社のみで検討するのはおすすめできません。

必ず複数社、少なくても3社ほどと打ち合わせ、見積りをもらい比較と検討をしましょう。

1社では選定の基準が曖昧ですが、比較すると相性の良い業者が見えてきます。

自分の理想と一番近く、要望をくみ取ってくれる信頼できる業者を選ぶことができるでしょう。

また同じ依頼内容でも価格に差が生じる場合がありますので、予算に応じたプランの相場を見極めることができます。

面倒だからと1社の見積りで終わらせずに、可能なら4~5社から比較するようにしましょう。

業者のターゲットに50代60代が含まれている

お風呂リフォームに限らず、依頼先に自分と同じような悩みを解決した実績が多いに越したことはありません。

そのため50代60代のお風呂リフォームをした実績の多い会社を選びましょう。

50代60代の悩みを解決してきたプロが「シニア世代が求めるお風呂」のノウハウを活かして向き合ってくれます。

自分たちの要望を聞いてくれるだけではなく、老後を見越した浴室として足りないものはなにか、優先して備えておくものはなにか、しっかりとアドバイスをくれる業者に頼むことが重要です。

まとめ

お風呂リフォームの適齢期である50代60代のリフォームは老後を考慮する必要があります。

リフォームポイントを抑えたうえで、自分たちの理想に合ったお風呂を計画しましょう。

またリフォームを依頼する業者によっても提案内容や費用が変動するため、自分たちに合った優良リフォーム業者を見つけることが大切になります。

リフォームには定価や正解がないため、複数社の見積りを比べて適正価格や様々な提案を知ることが後悔しないリフォームのポイントになります。

しかし、一社ずつ確認するのは大変な労力を必要としてしまいます。

一括無料見積りなら簡単に条件や予算に合った会社を見つけることができるのでおすすめの方法です。

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