お風呂リフォームで最適なユニットバスメーカーを選ぶ方法「特徴」と「おすすめ理由」

お風呂リフォームのバスメーカーの選ぶポイント 浴室リフォームの基礎知識
バスメーカーを選ぶ6つポイントと各特徴とおすすめ理由

お風呂のメーカー選びの6つのポイント

デザイン性

各メーカーがシリーズごとにコンセプトを決めてデザインしているため、自分の好みに近い雰囲気のユニットバスを探してみましょう。

最近のシステムバスはデザインのバリエーションも木目調・石目調・モザイク柄と豊富に展開されており、カラーもパステル系からダーク系など幅広く展開されています。

組合せ次第で自分の理想のお風呂を造り、リラックスタイムを満喫することができます。

清掃性

毎日使う浴室だからこそ、掃除のしやすさは重要になります。

メーカーごとに得意な清掃性が異なり、汚れにくい浴槽や皮脂汚れの付きにくい床、乾きやすいくカビにくい素材など様々です。

取り外して丸洗いできるカウンターや、楽に掃除ができる排水口など細部にこだわった工夫にも注目してみましょう。

取扱いサイズ

ユニットバスのリフォームでは既存のスペースに、ユニットバスのサイズを合わせる必要があります。

自宅の浴室サイズを確認し、同じサイズの扱いがあるバスメーカーを探しましょう。

機能

お湯の中でミクロの泡を発生させ身体を芯から温めるものや、少量の水でも洗い心地抜群なシャワー、温泉のような打たせ湯など各メーカーが様々な機能を出しています。

お風呂をより快適に楽しむためのテレビや音楽スピーカーなど「お風呂時間を楽しむ」ことを追求する機能も充実しています。

子供や高齢者のいる家族はバリアフリーを意識しているメーカーにも注目しましょう。

どれも良く見えてしまいますが、浴室に求める機能性を十分に考慮したうえで、自分のニーズに合うメーカーを選ぶことを意識すると失敗が少なくなります。

保証

ユニットバスのリフォームでは保証も重要になります。

基本の保証内容は各メーカー似ているため、不具合が生じた時を想定して考えてみましょう。

部品をすぐに用意できるメーカーなら故障してもスピーディーに対応してくれるでしょう。

合わせて延長保証料も確認しておきましょう。

ユニットバスの無料の保証期間は1~2年程度が多いため、10年以上使うユニットバスだから延長保証があると安心することができます。

価格

浴室をリフォームするパターン(ユニットバスや在来浴室など)やユニットバスのグレードによって価格は大幅に変動します。

応じて機能を追加したり、グレードを変更したりと優先順位をハッキリさせてから、予算に応じて選ぶようにしましょう。

ユニットバスのおすすめメーカーを徹底比較

LIXIL【デザイン性が高く、お風呂タイムを楽しむ機能満載】

特 徴

▶浴槽とフタのダブル保温構造でお湯を冷めにくくした「サーモバス」機能は、湯張り4時間後-2.5℃と温かさ長持ちします。

湯張りから4時間たっても-2.5の温度をキープしていることで「節約になる&帰宅時間がバラバラな家族がいても温かいお風呂タイム」が可能になります。

▶浴室の床「キレイサーモ」は皮脂汚れも簡単に落ちる特殊加工が施されています。

さらに浴槽は人工大理石で水垢付着を防止、清潔が続きます。

汚れが簡単に落ちること、そもそも汚れが付きにくいことは「お掃除時間もラクラク&短縮」になります。

▶特許を取得した排水口「くるりんポイ排水口」は髪の毛を絡めとることで掃除が簡単。

排水口の掃除が苦手な方でも、「くるりん」と髪の毛やごみがまとまっていると、お風呂の掃除が簡単になります。

▶リクシルは肩ほぐし湯や腰ほぐし湯、テレビや音楽を楽しめるなど「バスタイムをゆったりリラックス」をテーマとした様々な機能が充実している。

忙しい現代人は休まる時間も減少傾向にあります。

機能の充実したお風呂は頑張った自分へのご褒美や、翌日を頑張るための癒し時間にもなります。

▶人気の商品:アライズ/ベーシックは低コストなのにお風呂を楽しむための機能が充実しているため、誰が使っても満足する商品です。

《対応サイズ》:1216、1316、1318、1616、1618、1620、1624

《価 格》:669,000円~

TOTO【技術開発力が高く、省エネで家計に優しい】

特 徴

▶シャワーに空気を含ませることで少量の水でもしっかり水圧を実現、従来と比較して約35%の節水になります。

少量の水で満足できるシャワーは節約したいけど、水圧の妥協はしたくないというシャワー派の方にピッタリです。

▶浴室の床「お掃除ラクラクほっカラリ床」は汚れ落ちがスムーズで乾きやすいためカビにくく、冬場もヒヤッとせず快適機能が採用されています。

乾きやすい床はカビにくいだけではなく、翌日のお風呂掃除に冷たい水を踏まなくてすむのは嬉しいメリットです。

冬場にヒヤッとしない床は、冬場のお風呂が億劫になってしまっている大人はもちろん、子どもにも高齢者にもありがたいポイントです。

▶浴槽は断熱構造にこだわった「魔法びん浴槽」で湯張りから4時間経過しても温度2.5度の低下で抑えられ、温かいがずっと続くため時間差入浴を可能にする。

湯張りから4時間たっても-2.5の温度をキープしていることで「節約になる&帰宅時間がバラバラな家族がいても温かいお風呂タイム」が可能になります。

▶人気の商品:サザナ/クッション性のある床が心地よく、「床ワイパー洗浄」で掃除が大幅に楽になると大好評の商品です。

壁色や素材、浴槽の形状も選択肢が豊富で自分好みの浴室を造れるため、「毎日入っても飽きない」満足いく自分だけの空間が実現可能になります。

《対応サイズ》:1116、1216、1220、1317、1616、1618、1620、1624、1717、1818

《価 格》:649,000円~

パナソニック【美容効果や健康がコンセプト】

特 徴

▶家電メーカーの技術力を活かす美容効果と心地よさを追求したユニットバスが特徴です。

お風呂に入りながら美容効果を得られることは、時間も節約にもつながり一石二鳥。

▶エステケアシャワーは空気の泡で皮脂汚れをすっきりと洗い流します。

皮脂汚れを落とすためにごしごしとこする…「皮膚を傷めるとわかっていてもキレイにしたい」そんな方におすすめです。

電気メーカーならではの技術で、肌を傷めずにスッキリ爽快感を得られます。

▶「酸素美泡湯」は酸素を含むミクロの泡が39℃のぬるめ湯でも全身を芯からポカポカに温め、湯冷めしにくいと好評。

今まで41℃でお湯張りしていた家庭なら-2℃設定にするだけで年間10ℓの灯油が節約になります。

▶「スゴピカ素材(有機ガラス系)」は拭くだけで浴槽、水栓、カウンターが簡単きれいをキープ。

プラスチックと異なり、拭くだけでキュッキュッと清潔な音や見た目が毎日のお掃除が楽しくなるでしょう。

▶浴室の床の角に目地がなく隅々まで簡単にキレイを保てるため掃除が楽になります。

洗いにくい角は汚れが溜まりやすいものですが、床の端が立ち上がった構造なので汚れが溜まりにくく拭くのも簡単になります。

またシーリング材が上に上がるため、水が残りにくくカビが生えにくくなることもお掃除ラクラクのポイントです。

▶床にある小さな凹凸が滑り止めになるため転倒防止ができて安全。

「滑りにくいこと」は小さな子どもにも高齢者にも安全で使いやすいお風呂である特徴の1つです。

特に小さな子どもがお風呂で遊ぶ際には浴槽への出入りが多くなりがちです。

何度も出たり入ったりを繰り返すときに誤って滑る危険もありますが、滑り止めがあるだけで軽減されます。

▶人気の商品:「オフローラ」/人工大理石浴槽が標準装備されており、洗練された印象、汚れが付きにくい清掃性を兼ね備えています。

少々価格帯があがってしまいますが、家電メーカーパナソニックの技術が入っていることを踏まえると妥当なところでしょう。

《対応サイズ》:1216、1316、1616、1618、1621、1623、1818

《価 格》:893,000円~

タカラスタンダード【2.5㎝刻みでぴったりサイズが見つかる】

特 徴

▶2.5㎝刻みのオーダーメイドで自由にサイズを調整できる「ぴったりサイズシステムバス」の提供で、規格が合わない自宅の浴室もリフォームが可能に。

古い家の小さな在来工法のお風呂で諦めていた…そんな方にはタカラスタンダードの2.5㎝刻みのオーダーメイドがユニットバスへのリフォームを可能にします。

▶「耐震」を特徴とする浴室はフレーム構造の架台で水が入った重い浴槽もしっかり支え、震度6強相当の振動にも耐えることができる。

地震の多い日本では大きな揺れにより浴室の支柱が傾くリスクがありますが、タカラスタンダード独自に開発した頑丈なフレーム架台を採用することで高い耐久性が実現しています。

▶ホーロー素材に特化したタカラスタンダードの浴槽はもちろん、壁にもホーローを使用しているマグネットを自由に取り付けることができる。

壁面はマグネットはシャンプーボトルなどの収納ラック、イスや桶を好みの場所へ簡単に取り付けることができます。

さらに凹凸がないため、さっと外したらラクラクでお掃除で清潔を保てます。

▶耐久性に優れ、丈夫で傷に強いホーローは手入れが簡単、シャワーで流すだけでもキレイになる。

目に見えなくてもシャンプーや石鹸の飛び散りで汚れている浴室内ですが、ホーローなら洗剤を使わなくても普段のお手入れとして入浴後にシャワーとスポンジで洗い流すだけでOKです。

▶人気の商品:「レラージュ」/ホーローパネルを壁に採用しているため、とにかく手入れが簡単です。天井や壁、床に断熱材が標準装備されているため保温性が高く、床には滑りにくい磁器タイルを採用しており安心です。

《対応サイズ》:1216、1616、1620 +ぴったりサイズ(2.5cm刻み)

《価 格》:612,000円~

マグネットが気になる方は

取り外し簡単、好きな場所を選べるマグネットタイプの収納ラック&イスはAmazonや楽天で購入できます。

浴室にタブレットホルダーを設置すると音楽や動画を視聴することができます。

クリナップ【家族が安心できるお風呂】

特 徴

▶「浴室まるごと保温」により壁や天井、床に保温材が使用され保温性を重視したユニットバスになっているため冬場も安心。

▶「高断熱浴槽」を選べば、湯張りから長時間にわたって温かさをキープすることが可能。

標準装備が嬉しい「高断熱浴槽」は湯張りから4時間たっても温度低下を2.5℃以内にキープしてくれるので、帰宅時間がバラバラな家庭でも家族みんなが温かく入浴することができます。

▶床にお湯を噴射する「床夏シャワー」機能で冬場の床を一気に温められる。

入浴前の「床夏シャワー」(1分間に約40度のお湯を自動でシャワー)が床を一気に20度近くまであたためてくれるため、足元ポカポカです。

さらに、入浴後の使用で髪の毛や皮脂汚れ、石鹸の残りカスなどの床掃除に活用する方もいます。

▶浴室の床には濡れても滑りにくい「足ピタフロア」は子どもや高齢者がいる家庭も安心できる。

滑りにくい加工の床は溝が浅めの構造のため、溜まる水滴も少なく短時間で乾く&力を入れなくてもしっかりキレイになるのでお掃除ラクラクが嬉しいポイントです。

▶人気の商品:「ユアシス」/クリナップのスタンダードなグレード商品。「高断熱浴槽」と「浴室まるごと保温」が標準装備されており機性能や使い勝手は価格以上です。

▶壁の4か所に取り付けが可能な棚板「スタイルシェルフ」は標準装備でボトル置きやタブレット置きなど多様な使い方が出来て便利です。

《対応サイズ》:1216、1616、1621

《価 格》:697,000円~

トクラス【カスタムの自由度が魅力、浴槽の高級感と質感にこだわれる】

特 徴

▶楽器メーカーのヤマハから生まれた住宅設備メーカーで長く安心して使える品質に追求している。

約50年前にマリン製品やスポーツ用品などのFRP素材研究から、最初のFRP製バスタブが誕生。

バスタブにより適した素材の開発がすすめられ「美しさと耐久性を両立したバスタブ」を発売以降、設計・成形技術を上げ、快適で心地よいバスルームを追求しています。

▶ヤマハのスピーカー技術を生かした浴室音響システム「サウンドシャワー」がある。

お気に入りの音楽を流したり、子どもと楽しく歌ったり、ラジオも聴きながら入浴することができます。

▶高級感ある「うつくし浴槽」は人造大理石でできているため洗練された印象を与え、優れた耐久性が特徴。

お風呂は長年使用するとお湯や洗剤で表面が傷みがちですが、トクラスの「数十年先のキレイまで見据えた素材開発」で20年間使っても傷が少ないと調査済みです。

キレイな状態で長く使用できるお風呂に経済的にも身体的にもメリットが大きいです。

▶汚れも落としやすく、清潔が長続き。

普段のバスタブ掃除は洗剤なしのシャワーでいいところが時短のポイントです。

排水口掃除もシャワーだけで簡単にごみがまとまり、ぬめりの発生が抑えられているため毎日の掃除の手間が少ないので、プライベート時間が増えます。

▶スマートフォンから湯張りを指示する機能があるため、外出先からもすぐに温かいお風呂を準備することが可能に。

帰宅時間に合わせてお風呂が沸いているとサッと着替えを持って入浴するだけなので、沸かしている時間を短縮することで時間を有効活用することができます。

▶人気の商品:「エブリィ」/トクラスでもお求めやすい価格帯の商品で、人造大理石の浴槽が標準装備されているため予算を抑えながらも満足度の高い浴室となります。

《対応サイズ》:1216、1616、1618、1621

《価 格》:789,000円~

まとめ

様々なメーカーがこだわりの機能付きのユニットバスを出しています。

それぞれの特徴を理解し、希望するお風呂に近づけるものは何か優先順位をハッキリさせてからニーズに合う商品を選びましょう。

どの機能も素晴らしく目移りしてしまいますが目的を失わず、予算に合わせて、必要な機能を選ぶことが大切です。

メーカー選びに迷ったらプロに相談することをおすすめします。

業者一括見積を活用し、自宅のお風呂をリフォームする際の希望や重視していることを伝え、ぴったりな提案をしてもらうことができます。

各メーカーのショールームで実際に商品を探すのも数が多くて大変な労力を必要とします。

まずはプロに相談し、それから実物を見に行くことで失敗の少ないリフォームになるでしょう。

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