お風呂リフォーム!悪徳業者を「見分ける5つのポイント」と「危険な手口」

浴室リフォームの悪徳業者を見分ける5つのポイントと悪徳な手口 リフォーム業者の選ぶポイント

お風呂リフォームの悪質業者を見分ける5つのポイント

訪問販売

悪質業者のほとんどが手口につかう訪問販売。

架空の会社を名乗り、契約後は下請け会社に丸投げし連絡が一切取れなくなる事例も多数あります。

また、目的の契約勧誘を隠して居宅に上がり、契約を迫るケースもあります。

実際の契約させられたケース

ひとり暮らしの高齢女性宅に見知らぬ事業所Aが「浴室塗装の点検を無料で行ないます」と訪問し、「見えない場所が湿気で腐り始めている」と報告し、総額125万円の高額の契約後に工事が開始されました。

家族が契約書面受け取りから8日以内で気が付きクーリングオフを希望したがすでに工事を開始したと断られたという事例です。

特定商取引法では訪問販売業者は勧誘前に「事業者の名称、商品販売などの勧誘目的で来訪したこと」を明示する必要があります。

このように「浴室塗装の点検をさせてください」と目的を隠して居宅に上がり勧誘を行なうことは法違反となります。

特定商取引法ガイドより実例

大幅な値引きをしたり、「今なら」と契約を急かす

「本日中の契約なら〇%割引します」と発言し、「いますぐ契約しないと損をする気持ち」に煽り立てて冷静に判断する時間を与えないなどする業者は要注意です。

なかには目の前で会社との値引き交渉を見せて、断りにくい状況をつくる悪徳業者も存在します。

優良業者なら不安や質問をしっかり聞いてくれます。

不安を煽り、安さをアピールする

「点検の結果、今すぐにでも工事しないと危険です」「直さなければ階下に迷惑がかかります」など不安を煽るような発言を繰り返します。

合わせて「今なら安い金額で工事ができる」と安さを強調したセールス文句で契約を急かしてくることが多いです。

安さを強調する業者では手抜き工事に繋がる恐れや、追加費用が発生することがあります。

たった数日間、現状のままにしていても劇的に変わることはありません。

最悪の場合、なにも問題がないのに悪徳業者が「嘘」をついているケースもあるのです。

「危険」という情報が不安な場合は、別の会社で見積りを取ってから話し合うといいでしょう。

会社が設立して間もないなど会社情報をチェック

悪質リフォーム業者を判断するには所在地や社歴などをチェックすることが大切になります。

悪徳業者の場合には問題を起こす都度、社名変更したり新たに会社設立して逃げることがあります。

創業年数が長いほど優れているというわけではありませんが、創業から5~10年以上がたっている業者を選ぶ方が無難と言えるでしょう。

顧客からの評判や工事の実績が見られる業者を選ぶようにしましょう。

TwitterやFacebookなどSNSで情報発信している場合には、そちらもチェックしましょう。

HPよりも会社の雰囲気が伝わりやすいことが多いです。

現地調査が入念に行われていない

リフォーム時には現地調査が必須です。

口頭だけの打ち合わせでは実際の状況がわからないため、適正な料金を提示することが難しいです。

悪質業者は現場を見ることなく金額を提示したり、現場調査をしても簡単に見て終わらせる場合もあります。

適正な工事費用や追加料金を発生ためには現地調査が大変重要になります。

信用できる業者か判断するためには入念に調査しているかどうかを確認しましょう。

お風呂リフォームの悪徳業者が実際に使う手口

契約が取れるまでしつこく居座る

他の会社と相見積もりされることやキャンセルを恐れ、急いで契約をしたがります。

何時間もしつこく居座り、心的ダメージを与えて冷静な判断力を奪い契約させた事例もあります。

目の前で会社と値引き交渉、勝手に契約をとれたと進めることも

目の前で会社との値引き交渉を見せつけて「今ならこれだけ安く工事ができる」「あなたの為に会社がこれだけ値引きしてくれた」など発言したり、「契約が取れました」と断りにくい雰囲気をつくってくることもあります。

狙いやすい人や家の特徴を知っている

悪質業者は洗濯物の量や表札、家の状態から住人を観察し訪問してきます。

特に高齢者や独居宅は狙われやすいと言えます。

傷みが見られる家や過去に訪問販売業者の工事を依頼したことがある家も狙われます。

同業者が見れば「訪問業者が工事したもの」とわかるのです。

悪質業者が使うセールス言葉

「無料診断しています!」

見てもらうだけなら…という消費者の心理を利用するものです。

屋根や外壁、シロアリなど多岐にわたる診断があり、家の状態に合わせて使われます。

また「ここが劣化しています。すぐに工事しないと大変なことになります」と親切そうに近づいてくることも。

「介護保険を利用して無料で工事できます」

高齢者を対象に、介護保険の利用で無料工事ができると言う業者が存在します。

しかし介護保険が適用された場合でも支給限度がありますので無料で工事することがあり得ません。

大幅値引きで判断力を鈍らせる

最初に提示した金額から数十万~数百万の値引きをして「今だけ!」と冷静な判断が出来ないように煽ってきます。

適正な見積りができていれば、大幅な値引きがされることはないでしょう。

それだけ値引きしても損をしないということは、あらかじめ値引き分を上乗せしているだけです。

そんな大きな値引きができる見積りは「見積りの価値」がありません。

まとめ

「お風呂リフォームの悪質業者を見分ける5つのポイント」を判断の参考にしましょう。

リフォームは費用が高額になりがちですので、悪質業者も消費者の隙を狙ってきます。

少しでも不安を感じた場合には契約はしないでください。

納得できるまで質問したり、費用は適正なのかを慎重に判断しましょう。

リフォームで成功できるかどうかは「安心できる業者選び」にかかっています。

飛び込みの訪問セールスは堂々とお断りして、本当にリフォームが必要だと感じた時に、自分の希望を叶えてくれる業者を探しましょう。

時間に余裕あれば業者をしっかり選定することができ、自分の希望に近い提案を受けることにも繋がります。

また費用についても複数社から相見積もりをもらうことは「適正金額」がわかるため、損をしないこと、費用を抑えることにも有効です。

1社ずつリフォーム業者を探すには時間も労力も使うため、一括見積で複数会社から見積りをもらうことをおすすめします。

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